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またか?メディアを賑わす暴力・暴言コーチvsモンスターペアレンツ

こんにちは!まずは大倉颯太&八村阿蓮というスーパールーキーを要したタレント揃いの東海大学の優勝で幕を閉じたインカレ。初めてしっかりと見たが面白い!大学バスケ。子供達について地域にしか目を向けてこなかった私だったが、息子の大学進学に向けて、少し気になったのでネット観戦してみた。インカレはチームの完成度が高い!!それは4年生の総決算たる想いでもあり、1年生の大学バスケへの融合でもある。ミニバスにはじまり、中・高バスケを通じて頭角を現し、進学先によっては出られない選手も多いのが大学バスケと聞くと、その思いも高まるばかりだ。我が息子は大学ではサークルで楽しくバスケをするということなので、この世界とは縁遠い。しかし同世代が4年間、どんな活躍をするのかは見守る必要を感じる。いや、まだ4年間楽しむことができると言ったほうが良いのかもしれない。

さて今回のタイトルだが、本当にまたか!と嫌になる人も多いと思う。しかしこうした見出しが躍るのは、いよいよ氷山が一角ではなく大きく溶けてきたということだと思う。日大・アメフトの悪質タックル問題から端を発した監督・コーチとの大きく破綻した上下関係。これを皮切りに各スポーツで利害関係のもつれから暴力問題などなど。過去にもミニバスで色々思うところを書いた私だが、今回はニュースの裏側を書いてみたいと思う。

浜松で起こったミニバスでの暴力問題。内容はミニバスのコーチが練習中に複数の選手に体罰をしていたという事実。教えた通りに動けない選手に対し、膝の屈伸運動を1000回させたり、突き飛ばしたり。猛暑の中の練習では1時間ほど、水分補給をさせなかったこともあり、熱中症や脱水症状とみられる症状の子供数人が病院に搬送された。コーチは保護者から暴力的な行為をやめるように言われてきたが直らず、父母会で解任された。県バスケットボール協会も実情を把握し、本人も体罰を認めている。このコーチは1年間の指導者資格の停止。県バスケットボール協会は「暴力や体罰の撲滅をほかのチームの指導者にも伝え、徹底する」と再発防止を誓うということだが、指導は誰が聞いても行き過ぎている。しかしこのコーチの指導は非常に熱心でニュースのような一方的な感想を聞くばかりではない。現にこの話を聞いた私の息子はこのコーチとの面識もあり残念がっていたのは事実だ。

こういった話はニュースのチームだけにとどまらず、複数の少年団で起こっているということが私の耳にも入っているが、該当する保護者の取り方はチームによって様々。同じようなことをしていても受け入れている保護者もいれば、断じて許さないと構える保護者もいる。暴言もバカヤロー!帰れ!に始まり、トーンは低いが精神面に切り込むような言葉を発することもある。どこまでが叱咤激励でどこからが暴言なのか、そのシーンの切り取りでは分からない部分は多い。よく聞く芸能人や政治家の揚げ足取りのようなことも、ミニバスのコーチ問題にも当てはまると私は思う。人によって受け取り方は違うので、それらを全てダメと決めつけたのでは子供に向かうコーチには気の毒だ。
またよく聞くのは出られないこの親の出られるこの親への嫉妬が生む、コーチの不公平と思い込んでの確執になるケース。こういったモンスターペアレントがよくやる行為が映像撮影と聞くから怖い。全てとは言わないがけっこう多いと思う。厳しい練習が子供の精神訓練になると思えばそうだし、昭和はそればかりが先行していたという記憶もある。技術や戦術に重きを置く現代スポーツにおいては不必要だという人もいる。人間形成とスポーツ修得は別物という人もいる。それは目的に応じてのこととも言える。プロバスケ選手を目指す子供と健康促進・体力づくり程度としか考えていない子供、その両者の親が同じチームで同じ目標・ゴールを設定されるのだから必ず何かが起こってしまう。この問題は今現在再編している部活動、クラブ活動、ユース活動などカテゴリーに目標設定をすることである程度解消もできるのかもしれない。しかし、そこに利権が絡んでいる現状では、打開するまでに数十年掛かってもおかしくはない!

ボイスレコーダーにスマホでの撮影。上申しやすいインターネットからの投稿に加え、簡単に拡散できるSNS。昔はなかったが今はある文明の利器は、当然使い方によっては思わぬ方向に進み、大きな影響や効力を生むだけにこんなに怖いものはない。正義のために振りかざしたSNSが炎上して、身に降りかかってくることはよくあることだ。それは時に予想を遥かに超える。敵対するコーチを陥れるため、チームの改革や反乱の武器にするための隠し撮りも、結果我が子の心を傷つけることもあるから、やるにしても本当に慎重に事を起こしてほしい。どちらにしても子供達の健全なスポーツのために、しっかり考えた上で常識ある行動を取ることを監督・コーチの指導者側にも、保護者側にも誓ってほしいと切に思って止まない。

次回予告は#18 ウインターカップ終了、盛り上がりをみせた高校バスケの王者に見るスタイル

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