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2018 全中終了 スーパーガードの対決に酔う

こんにちは。ついに全中が終了しこの年のチームは解散となった。我が県を代表して出場した、浜松学院中学に焦点を絞りつつ今年の全中を振り返ってみようと思う。

予選の組み合わせが発表になった時、随所に好カードが組まれてしまったことに驚いた。特に浜松学院中学が東海大会で凌ぎを削った岐阜・真正中学が優勝候補の大本命と噂された岡山・玉島北のブロックに入ってしまったことに驚いた。またもう1つの優勝候補、関東1位の実践学園中学と双璧で東京都大会ではその実践学園中学を破って優勝している関東2位・東海大菅生中学が、東北の雄とされた東北学院中学を破って出て来た山形第三中学と同ブロックだったり、その東北学院中学は四国1位の阿南中学と好カードになってしまった。浜松学院中学も8ブロックの中で唯一の地区大会優勝校が重なるブロックに入り、北海道1位の札幌啓明中学、そして激戦の関東地区を抜けてきた日大豊山中学という苦しいブロックとなってしまった。浜松学院中学は3年連続の全中参戦となるが、いづれもベスト16止まり。昨年は206cmの留学生を要する高須中学に、一昨年は予選を1位で抜けるも東京のツインタワーで有名な競合、梅丘中学に惜敗している。三度目の正直の前に予選を抜け出すことも容易ではない状況だった。

そして予選、いくつかの波乱が起こる。強豪山形第三中学が東海地区3位で出てきた三重・創徳中学に敗れた。その後創徳中学は東海大菅生中学に大敗するも、予選を突破。東海大菅生中学を追い込んで実力の一端を見せた山形第三中学は予選で姿を消すことになってしまった。
また全中常連校の新潟・鳥屋野中学を抑えて出場した石川・美川中学、そして同じく常連校の香川・丸亀南中学はダークホースの大分付属中学に敗れ、美川中学は2位抜けし丸亀南中学は姿を消してしまった。そして真正中学と玉島北中学の強豪対決は前半を19-24と玉島北中学リードで折り返すと、第3Qに猛攻を仕掛けた玉島北中学が危なげないゲーム運びで真正中学を退けた。真正中学はもう1つのゲームも石川・七尾中学に1点差の大逆転勝利となり、東海の強豪がこうも予選で苦しんだ姿を見ると全中の恐ろしさをまざまざと感じてしまった。
さぁ、静岡代表の浜松学院中学だが1つめの日大豊山中学はポイントゲッターの個人技に仰天、前半29-31とリードされ苦しんだ。しかし第3Q得意のディフェンスから速攻を生むと逆転。その後もエースセンターが得意のミドルシュートを重ね加点、一人で31点を叩き出した。終わってみれば16点の差を持って快勝した。しかし日大豊山中学4番は3P7本を含む37点と大暴れした。
さらにそのエースがまたもや32点を叩き出した日大豊山中学だったが札幌啓明中学にかわされてしまい予選敗退。そして迎えた札幌啓明中学との戦いは第2Qにシューティングガードの速攻や個人技で加点するとこちらも一人で31点をキメ、最終21点差をつけ決勝進出を1位通過で決めた。
予選の結果はこちら

迎えた決勝トーナメント、浜松学院中学は北海道2位・旭川愛宕中学との対戦となる。地区大会で札幌啓明中学に敗戦していることからも、どんな展開になるのか予想は出来ていた。
1回戦、スタート直後から旭川愛宕中学に浜松学院中学の激しいディフェンスが襲いかかる。スタート6分を無得点に抑え、一方的に攻め立てた。第1Qを24-3と勝負を決めてしまった。しかしそこからは気が緩んだのか、旭川愛宕中学が奮起したのか同じような得点にて推移し、終わっても22点差。主力を休ませながらの展開ではあったが次の玉島北戦に不安を残した。
その他の1回戦のカードには予選ほどの波乱はなかったが唯一、実践学園中学が石川・美川中学と大激戦を演じてしまった。残り3分で逆転されるが、実践学園中学の4番が個人技で加点し食らいつくとラスト30秒で逆転し守り抜き勝利した。実践学園中学4番が33得点、美川中学5番が28得点するというエース同士のガチンコ勝負が会場を沸かせた。
準々決勝、浜松学院中学はついに玉島北中学に挑んだ。序盤は玉島北中学にリードを許すもなんとかと食らい付いて辛抱する展開。すると第2Q3分過ぎに同点に追いつく。前半終了直前、浜松学院中はタイムアウトを取りラスト1プレイの作戦が監督から告げられる。しかしセットプレイは失敗し残り5秒弱で玉島北ボール。これを3Pで決められ8点差に広がる。前半を34対26と大きくリードされることになった。続く後半スタートで激しく当たった浜松学院中学のディフェンスが効き一気にその差を詰める。しかしその後お互いに加点しゲームは混沌と進む。しかし残り2分、浜松学院中学5番、エースセンターのジャンパーが決まりついに浜松学院中学が逆転。第3Qを45−44と1点リードして最終Qを迎えた。最終Q、玉島北中学も底力を見せ早々に逆転。必死の追い上げを見せる浜松学院中学の猛攻も届かず、激戦の結果は63-55の8点差で終了した。いくつも捉えられる場所はあった。しかし勝てなかったことには理由もある。強いほうが勝つのではなく、勝ったほうが強い。よく言われることだが、やはり玉島北中学に経験と実績を持ってその強さを見せつけられた。

浜松学院中学もよくやった。地区予選からミニバス時代の中心選手を二分した開誠館中学と激闘を演じ、東海大会でも真正中学を退けた強さは、まぐれではなかったようだ。よく声を出しチームを率いたキャプテン4番、静岡県のエースとしてミニバス時代から名を馳せた5番を中心に上手くまとまったバランスのいいチームだったと思う。ベスト4には届かなかったが、立派な結果を残したことに拍手を送りたい。ウチの息子もこのような大舞台に立てるよう精進してほしいと思った私だった。

さぁそして決勝戦は、追いすがる玉島北中学をなんとか退けた実践学園中学と京都精華中学のエースにアクシデントもあったが、余裕でかわした西福岡中学との優勝候補対決、そしてスーパーガード対決となった。

序盤から足を痛めながらも異次元のプレイを続ける実践学園中学4番に目を奪われる。3P、ジャンパー、フローターと多彩な技を見せ会場の度肝を抜く。それも相手は西福岡中学だ。強烈なディナイ、フェイスガードがあって尚こんなプレイが出来るものなのかと疑って止まない。それでも前半を29-30で西福岡中学がリードして折り返す。第3Qも続くと思われたシーソーだったが実践学園中学の猛攻と相まって、西福岡中学の得点が止まった。このクォーターだけだと13-5とし、実践学園中学がここで7点の逆転リードを持って最終クォーターに入る。そして第4Q、序盤は実践学園の4番、7番の加点で最大14点差まで開いてしまう。誰もがこのまま行くかと思い実践学園中学の勝利を確信した。しかし大切なタイムアウト明け、西福岡中学の激しいプレスディフェンスで幾度となく実践学園中学からボールを奪うと西福岡中学のエースガードの13番が唸りを上げ怒涛のオフェンスで得点差を詰める。そしてジリジリと詰め寄るとついに残り1分で逆転劇を起こした。最後はどちらに勝利が転がってもおかしくない好ゲームだったが、53-54の1点差で勝利の女神は実践学園中学に微笑んだ。それにしても魅せた実践学園中学4番は最後まで足をかばいながらのプレイとなったが3P5本を含む25得点。一方の西福岡中学13番はドライブを中心に38得点と気を吐きチームを鼓舞し続けた。この二人のスーパーガードの共演によって、山口全中の決勝戦は歴史に残る好ゲームとなったに違いない。

この決勝を戦った両チームのスーパーガードは既に超高校級、上のステージでも活躍することは間違いない。しかしその前で散っていった強豪チームの選手たち、そしてその1つである浜松学院中学のメンバーも間違いなく全国トップレベルの力があると思う。またそれ以前に地区で敗れていったその他のチームの選手たちにも間違いなく明るい高校バスケが待っているはずだ。これからも努力を怠ることなく、チャレンジし続けてほしいと思う。

全中の結果、スタッツ、優秀選手はこちらをチェック!
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次回予告はついに#14。静岡県に誕生したプロバスケチームを検証。こども達の将来を占うプロチームの今と未来について、一石を投じます。お楽しみに!

私&子供達のプロフィールは下記に掲載!

子供のバスケに向き合う…父の一石スタート

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