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ワールドカップ1次予選突破!見えてきたTOKYO2020


希望…
皆さんこんにちは。立て続けのコラム執筆に追われている私ですが、この記事だけは速報的に出したかったんです。やりました男子日本代表〝AKATSUKI FIVE〟強豪・オーストラリアに続き、チャイニーズタイペイに108-68と40点差をつけて勝利し、2次予選に駒を進めた。ここまで4連敗と後のない残り2戦、ついに帰化したファジーカス・ニック選手(川崎)NBAドラフト予想上位に名を連ねるまさに日本の〝希望〟八村塁選手(ゴンザガ大)を加え、これまで足りなかったインサイドとフィニッシュを得た日本代表は、他の選手たちも見違える動きをみせた。特にこれまで重責を担っていたエース・比江島慎選手(三河)は躍動し、攻守に輝きを放った。本当によかった…

この戦いはただのワールドカップ予選ではない。2020年に迫る東京オリンピックの自国開催枠をFIBAから貰い受けるためのまさに崖っぷちのテストマッチでもあった。負けたら1次予選敗退は勿論だが自国開催も消えかねない大事な戦いを日本は乗り切ったカタチになる。但しFIBAが要求しているのは世界ベスト16相当のチカラとかなりハードルが高い。FIBAランキングも現状では48位と、あと32位をジャンプアップしなければいけないことを考えると気が遠くなる。つい先ほど日本は残念ながら敗退してしまったがサッカーワールドカップのように、どこを見てもアップセット気味に勝ち抜いているようなそんな戦いにならないのがバスケットボール競技の特性で、一発逆転を可能にできるものではない。

現に今回の2戦は神がかっていた。それは2戦の数字が物語っている。

接戦となったオーストラリア戦は相手のシュート確率が悪すぎた。日本の2Pパーセンテージが50.9%に対しオーストラリアは37.3%。フリースローも85.7と高確率だった。簡単に分析すると日本は舐められていたと感じる。オーストラリアはいつでも逆転できると思っていたようだが、シュートが決まらなさ過ぎた。日本の神風がオーストラリアのシュートを跳ね除けていた様にも感じる。またNBAのオフシーズンということで参戦した、マシュー・デラベドバ選手ソン・メイカー選手(共にバックス)がチームにフィットせず、ボールをシェアするシステマチックなバスケが特徴のオーストラリアバスケを潰していた様にも思えた。しかしオーストラリアには、まだまだ素晴らしい選手たちが控えているパティ・ミルズ選手(スパーズ)アンドリュー・ボーガット選手(レイカーズ)等に加え、NBAを席巻したスーパースター、ベン・シモンズ選手(76ers)もいる。その上、今回の敗戦で舐めることをしないだろうから、次回の対戦では相当厳しい戦いになることは予想されるだろう。


チャイニーズ・タイペイ戦はさらに神がかる。2Pパーセンテージは68.2%、3Pに至っては57.1%と最高潮と言っていい数字を叩き出している。ファストブレイクポイントでも21とチャイニーズタイペイを10も上回っている。一言でいうとイケイケ・ドンドン…まさに祭り状態だったと言えよう。バスケットボールは少なからずこう言った状態になることはある。いつでもこうなるわけではないし、苦しい状況やいいカタチを作りながらも決定力が…ということはよくある話だ。だから今回の崖っぷちの一戦は神風がボールをリングに運んでいたのかもしれない。そのくらいに思って2次予選に備えて行くのだとフリオ・ラマス ヘッドコーチも気を引き締めていることだろう。


厳しい見解を述べてはいるが、実はココロからお祭り騒ぎをしたのはまぎれもない私自身だ。ファジーカス選手のタフショットはB.LEAGUE同様リングに吸い込まれていき、馬場選手(東京)は速攻からダンクシュートを連発。比江島選手も巧みなステップで相手を翻弄する姿は、これまでのアウトサイドでの勝負、3Pに頼るような地味なスタイルを続けてきた日本バスケには無い〝華〟がある。見ていて楽しいし、初めてバスケットボールを見る人たちをも魅了できるエンターテインメント的な要素を多く持っている。ある部分ではサッカーや野球をも上回る競技の魅力がバスケにはあると思っている。やはり代表が勝っていくことこそが日本バスケを盛り上げ、レベルアップが出来るのだと信じて止まない。


2次予選にはぜひ、NBAサマーリーグに参戦している渡邊雄太選手(ネッツ)を加え、引き続き参加を希望している八村選手の交渉に成功するとともに、最高のメンバーが最高のカタチでパフォーマンス出来るようにコンディションを高めてほしいものだ。日本バスケ界の夜明けは近い。しかしまだ陽が昇ったわけではないことを自覚して信じて応援し続けよう。

最後に、日本の素晴らしい1次予選突破のドラマの裏では、バスケを国技とするフィリピン代表チームとオーストラリア代表チームの前代未聞の大乱闘劇が起こっていた。【映像はこちらから】フィリピンはベンチ総出で加勢した結果9人の退場者を出すこととなった。一方のオーストラリアはデラベドバ選手らが必死で選手を制止し、コートにいたメイカー選手ら4人の退場者に留めた。その後試合は継続することになり、残された3名のみで戦うことになったフィリピンは、なんとも滑稽なゲームを自国国民の前で見せてしまった。あげくソフトなファウルで2名の退場者を出すと1名ではゲームが成立しないとのルールで3Q 1:57 ゲーム終了。国際試合では珍しい光景、また3名や2名でコートに立つ姿は私の記憶の中にはないものだっただけに、少し興味深く映像に見入ってしまった。しかし今後このようなことが起こらないように、厳しい裁定をFIBAは決断しなければいけないと思う。

  

次回は静岡県に誕生したプロバスケチームを検証。こども達の将来を占うプロチームの今と未来について、一石を投じて見たいと思う。と書いたが、インターハイ&全中に絡む番外編が先かなと現時点ですでに思っている。

私&子供達のプロフィールは下記に掲載!

子供のバスケに向き合う…父の一石スタート

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