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激戦!! 静岡中学県大会の下克上 私学vs公立!!


こんにちは。高校バスケ・インターハイ予選が終わり、番狂わせで常連・飛龍高校が本戦出場の切符を手にした。大方の予想では藤枝明誠高校だったが、この大一番で何が起こったのかは知る由もない。そして静岡県中学バスケ・会長杯も終了。なんとこちらも前評判ダントツの開誠館中学が黒星。破ったのはなんとバスケに力を入れているわけでもない附属静岡中学だった。この中学のメンバーは全ミニに出場した経験を持つ青葉ミニバス。勝つに至る要素は持つものの、強豪私立のようにいい選手を集めたわけではない。西部地区予選、県大会と私立が公立(集めていないチーム)に負ける波乱が続く。

まず西部地区は古豪で全国常連の浜松学院中学。
新人戦を思い返してみると決勝戦で毎年ライバルとなる開誠館中学に敗れ西部地区2位で県大会に臨んだものの、予選では同じく中部地区を2位で通過した静岡学園中学に1点、東部地区の1位で抜けてきた公立金岡中学に3点差とどちらも死闘を演じてしまった。更に決勝トーナメントでも組み合わせのアヤ、準決勝で再び開誠館中学と対戦するも大きく差をつけられ完敗。続く3位決定戦では西部地区3位の公立東部中学にも敗れてしまい、4位という屈辱を味わうことになった。
そして悔しさを噛み締め冬を過ごしたであろう浜松学院中学メンバーは誰もが知る名将の指導の下、激しい練習に多くの時間を費やしたことだろう。そして迎えた西部大会、順当に勝ち進みリベンジの相手は公立東部中学。しかしまたも惜敗という結果となる。更に3位決定戦でも勝ちはしたものの、格下というべき公立湖東中学にまで追い詰められる苦い結果となっている。メンバーの多くが体調不良との話も聞くが、もはや言い訳にしか過ぎない。

そして県大会にて逆転負けを喫した浜松開誠館中学。
絶対的な高さに加えて器用なオールラウンダーを持つ当校だが、ここに来てエースガードをケガで欠いていたということだ。しかし、そのくらいでは揺るがない絶対戦力と思われていたのだが、他校との差を縮められている事は如実だ。圧倒的と思われた力の差にあぐらをかいていたわけでもないだろうが、結果を見ると準決勝で対戦した浜松学院中学には前回圧倒したのにも関わらず、終始リードを許す展開。逆転にて勝利はしたものの続く決勝に敗れた結果と重ね見ると少し勘ぐってしまう点はある。まだラストの大会ではないものの全大会を圧勝して全国に臨みたかっただろうことを思うとこの敗戦は大きい。しかし逆を考えれば、その油断をこの一戦で感じた選手たちはより一層危機感を強め、最後の決戦を慎重に臨むチャンスを得ている。夏の開誠館中学が盤石になる可能性は高まったと言えよう。

ここまでが前段となるのだが、いよいよ本題に入ろう。私の息子が在籍する私学。ここではあえてどちらに属しているかは置いておいて、一般論として私学の存在意義について問うてみたい。ミニバス時代に県内を席巻した選手が声を掛けられ、更なる高みを望み、敢えて小学校の友やチームメイトに別れを告げ、学区を超えて挑戦するために私学への進学を決める。もちろん全国大会に出場するために厳しい練習を覚悟して、親子共々決意を胸に集結するケースが多い。静岡県西部、いや静岡県内には昨今2つの強大な私学が存在し、その力を二分してきた。市外や県外選手を集める代もあり、その強さは公立中学に諦めを意識させるものであった。
しかしそれは、ミニバスで強かったチームが西部地区に集結していたということが大きい。今年に限ってはもちろん西部の私学、開誠館中学が長身選手を揃え圧倒的なパフォーマンスを見せていたが、中部地区では附属静岡中学がその存在感をあますところなく発揮している。もちろんエースの力も圧倒的なのだが、先にも説明したように全ミニに出場した青葉ミニバスのメンバー。長くお互いを知ることからもチームワークも抜群でバスケの質に魅了されるほどだ。その他にも浜松東部中学、静岡学園中学を破った浜松舞阪中学など公立中学の頑張りには目を見張るものがあり、私立絶対の構図を覆している。

さてこの状況は今年だけなのか否か、来年のリクルートにも大きく影響する重要な会長杯になった。この状況を前にミニバスの有力選手たち、そのご父兄たちはどんな判断をするのか。そしてこの現象は全国的にはどんなだろうか。私自身、静岡県に至ってはバスケに打ち込む中学への進学の魅力が減少しているように思えてならない。そして御殿場の地で下克上した選手たちの目がキラキラ輝いていたことを忘れる事は出来ない。これらはバスケを超えて子供たちの人生にとって素晴らしくいい経験になっていると思う。強者が奢ってはいけない。弱者は諦めず努力しなければいけない。どちらもこれらの教訓を胸に練習に励むことで、この接近した勝敗の均衡を打ち破ることができるだろう。附属静岡中学の誇り、浜松開誠館中学のリベンジ、そして浜松学院中学、浜松東部中学らの新たなる下克上と今年の中学バスケ最後の戦いは見逃せないものになるに違いない。そして最後に、私の息子もそんな反骨精神でレギュラーに向かって残り数ヶ月を必死に頑張ってほしいと願うばかりだ。

次回予告は#22 今時期に考えたい、中学選び・高校選び!に一石を投じよう。

私&子供達のプロフィールは下記に掲載!

子供のバスケに向き合う…父の一石スタート

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