M's BASKET

気に入った下級生を出す監督と出られない親の気持ち

早速私のとっておきの思い出話を!まずは次女のミニバスのいわゆる“あるある”話。

一昨年、私の娘は小学校3年生だった。最上級生の6年生メンバーが8人と日本のミニバスルールとしては10人を出さなければいけないこともあり、下級生に残りのメンバーを託すしかない現状。しかも6年生の半分は5年生の夏過ぎに始めたこともあってスキル不足は否めなく、ゲームをうまく展開させるのに下級生を多く出さざるを得なかった。私の娘は上3人の姉&兄に揉まれ遊んでいたこともあり、小学校3年生ながら基本スキルをそこそこ身に付けていた。

秋季大会パナホームカップの予選のことだった。10人目のメンバーに私の次女が抜擢されたのだ。私たち家族は大喜び、そして我が次女は最年少ながらうまく得点に絡みチームに貢献。そしてそのまま浜松予選をうまく勝ち抜きチームとしては久々の西部大会に駒を進めた。

さぁ、ここの辺からチーム内がギクシャクし始めた。喜ぶ主力メンバーと出場選手、そしてその家族とは裏腹に出られない上級生の親が監督に詰め寄った。「どうしてうちの子は出られないのか?」「なぜ3年生を使うのか?」と。監督はチームを勝たせるためにうちの子を抜擢したのだが(と思うが)、この時娘の個人能力は他の子よりも群を抜いて良いというわけではなかった。また長女もお世話になっていたこともあり監督とはコミュニケーションも取れているのが、抜擢の要素だと思われても仕方がなかったと今では冷静に思う。通常実力重視のスポーツの世界では当たり前のことだと思うが、我が子の出場する姿が見たいのはどの親も同じ。ミニバスではよくあることだと多方面から助言や励ましも受けた。

また娘のチームの歴史が常に勝てないドアマットチームだっただけに、みんなで和気藹々楽しくバスケをしてきたというチームカラー。しかし少し上手なメンバーが揃ったチームを監督が「勝たせてあげたい!!」「勝ちたい!」と思ったイレギュラーなメンバー人事が問題を増長させたことは間違いない。

どうだろうか、皆さんの周りでも同じような出来事に思い当たるのではなかろうか。その際に学年優先の年功序列型のチームが正しいと思うか、実力主義の学年無関係型のチームが正しいと思うか。

私の考えとしては最上級生が実力を兼ね備え、悩まずとも出せれるようなチーム状況が理想。しかしそうばっかりとは言えない現実がある以上、やはりスポーツの基本である実力主義を選択すべきだと思う。またそのチームカラー(考え方)を入部する保護者に説明した上で、監督がブレないということが重要なんだと思う。そして出来れば最終選考項目を「挨拶ができる」「声をよく出す」などチームに影響力のあるメンタルを含めれば、問題が起きにくいのではないだろうか。全ては子供がバスケを嫌いにならないことが第一。勝つことは二の次だと思う一方で勝てなければ楽しくないし、勝つために努力することを教えなければいけないことも考えると、社会の縮図として正しい教えをする必要があると思うのは私だけではないはずだ。

一方で詰め寄られた監督だが自らもしっかりと考えて行動してほしい。監督という人たちは本当に大変なボランティアだし、お世話になっている感謝の気持ちからも尊重すべきだと思うが、実際には人格者ばかりではないという良くない実話も度々耳にする。もしも自分のチームの監督のメンバー選びや采配が著しくおかしいと感じた時には少年団やクラブとして保護者会を開き、子供のために真意を確認する話し合いを持つのも一つかもしれない。とにかくミニバスは子供のためにあるべきだから親の暴走や、監督の独裁も許してはいけない。

そしてこの話を総括すると、出してもらった下級生の親は周囲に細心の注意を払って傲慢にならず、チームや先輩に感謝の気持ちを持って全力でプレイさせること。出られなかった子供の親は何が自分の子には足りなくて、どうすれば出してもらえるようになるのかを子供とコミュニケーションを持って取り組み、それでも選ばれなかった時には裏方でもチームを盛り上げていくことを教えること。そして選ぶ側の監督は、子供の人生の岐路を預かっていることも踏まえ、より公平・公正に且つ慎重に人選すること。三者がお互いを思いやって子供たちにバスケの楽しさや厳しさを教えていってほしいし、私自身もそうすることを再度心に刻もうと思う。

でも私の意見は少し理想すぎるのかもしれない。

NEXT… 投稿の第3回目は高校バスケの話、バラエティーに富む監督のこだわりに一石を投じる

私&子供達のプロフィールは下記に掲載!

子供のバスケに向き合う…父の一石スタート

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